こんにちは。
私、アパレル業界にいながらもユニクロUが大好きであります。
ユニクロUとは?
Uniqlo U: The Future of LifeWear. クリストフ・ルメール率いるデザイナーチームがパリのアトリエからお届けする、ベーシックな服に革新をもたらすコレクション。 新しい素材や洗練された技術を取り入れ、他にない服のかたちを探求することで、わたしたちの服を新しいベーシックへと創り変えていく。
ユニクロU公式ページより引用
https://www.uniqlo.com/UniqloU19ss/jp/sp/
クリストフ・ルメールって誰?と思われた方沢山いらっしゃると思いますが、簡単に言うと
世界的なフッアッションデザイナー
で在ります。
ルメール(vogueのサイトへ飛びます)
https://www.vogue.co.jp/tag/brand/christophelemaire
ルメールさんの経歴と言ったらイヴ・サンローランのデザインスタジオを経て、クリスチャン・ラクロワのアシスタントをし、ラコステのアーティスティックディレクターになり再生に貢献、2011年秋冬よりエルメスのアーティスティックディレクターに。
それはそれは凄いデザイナーなんですよ。
アパレル業界人から見たユニクロ
アパレル業界ではユニクロに対し様々な見方をする人がいます。
まず、先程私は「アパレル業界にいながらもユニクロUが大好きです」と言いました。
ユニクロUの商品は魅力的で価格以上でアパレル業界の同業者から見てもお洒落な人も買っている人が沢山います。
しかし「私はユニクロを着ています」と声を大にして言えないんです。
やはりどこかでユニクロ=安物と言う意識があります。
業界内では「ユニクロはファッションではない、工業製品だ。」とかユニクロUを着ていたら、「業界人がユニクロなんか着るな。」とかよく言われます。
特に40代以上の人に言わる事が多いです。
それは40代以上の人はファッションに対しての熱量が多いと言う事が言えます。
40代以上の人にとってファストファッションはファッションではない。安価でペラペラ生地を使いすぐダメになるものは服ではない。服のようなものだ。そう言う認識があります。我々30代になるとそこが若干変わり、そこまでファストファッションは否定しません。ここら辺は長くなるのでまた別の記事にします。(「世代とファッション感。熱量の違い」執筆予定)
また、ユニクロ=ファーストリテイリングはアパレル業界1位の売上です。その額約1兆8000億円。業界2位のしまむらは5600億円。ユニクロの凄さが分かります。
アパレル売上ランキング
https://www.tensyoku-station.jp/industry/アパレル業界/co_sales/
このユニクロに商品が被ったり、高品質なものを低価格で出されたら他の会社は手も足も出ません。また我々物を作る側の人間も、お客さんに、「ユニクロでこんな価格でやってりらからこれくらいの値段で作ってよ。」と良く言われます。
当然お客さんも生産数量とコストの関係(生産数量が多いほどコストも安くなる)は分かっているので半分は冗談なのですが、、もう半分以上は本気なんです。
そりゃそうです。アパレル業界で店舗数が50店舗以上ある会社のライバルは大体ユニクロなんですから。同じ館(やかた)に入っています。(館とはイオン、ヨーカドー、ららぽーとetc…テナントビルの事)
しかし、安さ競争ではもうユニクロには勝てません。それは業界の人であれば誰でも同じ事を言います。
ユニクロU購入レビュー
過去購入したユニクロ製品をご紹介します。
購入のポイントは
・ディティール
・素材
・価格(基本的にはセール価格で買います。)
①キャンバススリッポン
購入価格¥1900
普通のスリッポンに見えますが。
つま先のゴム部分が広いおかげで水に濡れにくい!
そして全体的に薄く、平べったいため、綺麗目に履ける。
https://www.uniqlo.com/jp/より引用
②ニットスリッポン
購入価格¥1900
ソール部分の形状はキャンバスと同じです。
素材は通気性の良いニット編みの素材です。
足首の部分にリブがあるので足のスッキリ感が無くなると思いましたが
履いてみると気にならない。
そして今ヘビロテです。
1年履いているのにまだ壊れない。コンバースオールスター、VANSより耐久性が
ある。。。
そして何が凄いかって履き心地です。
その秘密はインソール。
これがヤバいんです。
オールスターや革靴に入れて見て下さい。
履き心地が全然違います。
そしてゴム製だから壊れにくい。
外側のほうが先に壊れるのですがこのインソールだけは捨てずにとってあります。
https://www.uniqlo.com/jp/より引用
③コットンパーカー
購入価格¥3900
綿素材のマウンテンパーカーです。
ポケットの形状、切替えなどのディティールに魅力を感じて購入。
そしてなによりビックリしたのがプラスチックのマジックテープ。
この赤丸の部分のやつ。
レゴブロックみたいなんです。
ボコボコって感じのハメコミ感。
こんなディティール見た事ない。
このプラスチックマジックテープに心を奪われました。
そしてもう2年位、春先の羽織として大活躍しています。
(今ではもう売り切れです。)
https://www.uniqlo.com/jp/より引用
④ライトウエイトオーバーサイズコート
購入価格¥5900
ポリエステル100%素材ですがザラザラとした清涼感のある素材。
ロングオーバーサイズコートの入門用として購入しました。
なにが凄いって『パターン』です。
パターンとは洋服の型紙の事ですが、このコートは前から見ると袖の付け方は通常の付け方になってますが、後ろから見るとラグラン切り替えになっています。
このディティールはコストが高いんです。
なのでドメス高級ブランドなど高いブランドでしか見たことのない仕様でした。
それが、、、ユニクロで、、しかもこの価格。
即買いでした。
初めて着たときは少し長い?
と思いましたがオシャレ感は一気にアップ。
下に何着ててもこれを羽織ると『アパレルの人』感がぐっと上がります。
しかし一点問題が。
それは、
『ボタンがチープ』
普通の。つるっとした。安そうな丸ボタンがついてます。。。
パターンこんなに凝っててそのボタンねーだろ。
と思ってしまいます。
マーブル調ボタンとか、水牛ボタンとか。
色々あったでしょう。
こうゆう見え方のボタンはプラスチックでも作れるので
そんなにコストはかからないはずです。(特にユニクロなら)
洋服はボタン1つで高級感が変わります。
これはアパレルでもの作りをしている人ならみんな知ってます。
それを、、、そんな安っぽいボタンをつけなくても、、
と思いますが。
超ヘビロテ中。
https://www.uniqlo.com/jp/より引用
⑤ミラノリブクルーネックセーター(半袖)
購入価格¥1900
ミラノリブとは。
イタリアミラノで発祥したニット編地の一つです。
ニットですが伸縮性が少なく、非常にしっかりした素材です。
簡単に言うと
高級素材です。
こんな素材を¥2900(元上代)で売ってはダメなんです。ましてやセールで
¥1900なんて!ダメ!絶対!って言うくらい買って間違いないやつです。
https://zozo.jp/shop/tomorrowland/goods/38504230/?did=65098557
はい。そうです。素材感、仕上がり、大差ありません。
なんでこんな安くできるかって。そりゃ生産数量です。
例えば感覚値ですが
TOMORROWLANDでは2000枚位の生産数量
ユニクロでは200000万枚位の生産量
少なくともこれくらいの差はあるはずです。
今後もミラノリブの商品は出るはずなので
『ミラノリブ素材』は絶対買ったほうがいいやつです。
https://www.uniqlo.com/jp/より引用
⑥ブロックテックコート
購入価格¥5900
これも非常に良い。
ブロックテックと言う素材はユニクロが独自に開発した
防風、撥水、防水をしながも通気性にも優れた高機能素材。
そこらへんのアウトドアブランド超えちゃった??
みたいな凄い素材です。
これ仮にNorthFaceで作ったら安くても¥35000以上します。
そしてやはりパターンがよく、シルエット感がめちゃめちゃいい。
ポケットのディティールはバブアービデイルをパクったなって思いましたが。
ただ1つ!残念な点が!
それはジッパー。
この写真のように『アンティークシルバー』が使われてるんです。
少し黒ずんだシルバーです。
このジッパーは
安い商品についているもの
と言うイメージが強いです。
これは中国でサンプルを作るときに安いジッパーがアンティークシルバー言う
イメージになってしまう職業病みたいなものかもしれません。
ユニクロはYKKを使用しているのでしっかりしたジッパーであるのは間違いありませんが
やはり安っぽく見えてしまう。
ニッケルシルバーか黒塗りのジッパーにして欲しかったな。。
しかしその他は最高です。
風が吹き荒れる真冬に着るとそのすごさが分かります。
『まじで風を通してない。』
インナーダウンを着れば完璧です。
私はNorthFaceアコンカグアジャケットを着ていました。
全然寒くない!
https://www.uniqlo.com/jp/より引用
その他色々細々したものを買っていますが今回紹介したものは本当に買って良かったものです。
今後もどんどん新しいものを買っていくと思いますが追ってレビューします。
では!
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