こんにちは。
私、昔から
貧乏性であります。
高いものが買えず、安いものばかり買う。
とか、
「高いもの1つ」より「安いもの10個」
の方が良いと思ってたりしてました。
決して家が貧乏だった訳ではありません。
自分の性分みたいなものです。
安いものに目が行ってしまうんですね。
そしてその安いものを買ってしまう自分に理由をつける為に、
「これはコスパが良いから」
とか
「セールで値引率が高かったからお買い得だった」
とか言ってました。←今でも言ってますが
例えば、中学生の頃、ドクターマーチンが流行りました。
皆んなが買ってたのは定番の8ホールのイエローステッチ。今となっては安いなと思いますが1万円を超える靴って中学生には少し高いじゃないですか。
欲しいけど親におねだりするにも高いな〜って思ってたんです。学校は白いスニーカーが指定だったので休みの日しか履けないし。
そんな悶々とした日々を過ごしていたある日、運動靴を買いに近所の靴屋に行ったんです。
東京で言う靴流通センターみたいな店。
そこで目に飛び込んできたのがラスト一足限定価格!
そこにイエローステッチのドクターマーチンがなんと5000円で売ってたんです!
おお!
お?
ん?
甲の部分がなんか変な位置で切替になってる。
なんだこれは?
しかし、ちゃんとドクターマーチンのネームが付いているしソールもドクターマーチンのそのもの。刻印もしてあるし、ちゃんとイエローステッチ。もちろん本革。おかしいのは甲の部分のみ。
しかしこれはドクターマーチンである!
これくらいの金額ならおねだりできる!
はい。買ってもらいました。
そして次の週末、そのドクターマーチンを履いて友達の家に行きました。
その時の皆の反応は、
あ、へー、ドクターマーチンなの?
へー。そんなのあるんだー。
的な。
なんとも言いがたい絶妙な反応。
くぅ。
どうせなら言ってくれ。
「それ、ダセェ!」と。
また次の週末。
保育園の頃からの幼なじみと遊ぶ。
昔から毒舌の彼は私のドクターマーチンをみた瞬間一言。
「なんだそれ!ダセェ!センスねー!」
ああ。
やっぱそうだよね。
わかってはいたけどストレートな言葉はやはり心にダメージが。。
いや、ありがとう。
よし、封印しよう。
彼は私の心のモヤモヤを晴らしてくれたのでした。
しかし私の性分は変わりませんでした。
それからもエアマックス96の偽物を格安で購入したり、ジョージコックスの偽物を購入したり、ティンバーランドのイエローブーツではなく、CATのイエローブーツを購入したり、安くてテンション上がってバレないでしょみたいな安易な考えで色々買ってしまうのでした。
偽物ばかり買っていた訳ではありません。ちゃんとしたものも買っていました。しかし、やはり少しでも安いものを。。リーバイスのビッグEモデルが流行っていた頃、1番人気は501のビッグEモデル。しかし高い。ビッグEならとりあえず良いかと思い、買ったのは502ビッグE。出雲のジーンズ屋さんで少し安かったのを覚えています。
安物買いの銭失い。
この言葉は私の為に作ってくれたんだ。
そうに違いない。
しかし彼は違いました。そう。幼なじみの毒舌の彼。
私とは正反対の物の買い方でした。
「高くても1番欲しいものを買う」
そんな彼は中学2年生にして
レッドウイングアイリュセッター
を購入。
そして数ヶ月後
ノースフェイスM65タイプジャケット
を購入。
中学生からすると高級品です。
デニムもちゃんとリーバイス501xxを持っていました。
そんな彼は家族を持った今でもブッテロのブーツを購入したりと良いものを買っています。
そうか、そう言う買い方をすれば良いのか。頭ではわかっていました。
しかしついつい形や色が同じだから着用していてもバレないだろうと、安物のリーバイスをマックハウスで買ってしまうのでした。当時、ユニクロ、しまむら、マックハウスに行っている事は死んでも友達にはバレてはいけませんでした。量販店の服=最高にダサいという環境でしたので。
当時、地元でよく行っていたお店は
出雲のアーケード街にあった
松江にある
その他色々とイケてる古着屋さん、デニム屋さんがたくさんありました。
服は好きだったのでそう言うお店には毎週行っていました。店だけは沢山知ってるんですが買うものはやはり安いものでした。
高校時代。
音楽はGRAY、ラルクアンドシェル、ジュディーアンドマリーなどロックブーム。
私は隣町の高校に行っていました。
洋服で流行っていたブランド。
知る人ぞ知る、
beauty:beast(ビューティービースト)
こちらのサイトで詳細載ってました。
20471120(トゥオーフォーセブンワンワントゥオー)
こちらもファッションプレスで紹介されてました!
当時スマートやアサヤンやポパイなど雑誌で取り上げられてました。
ベルギーのデザイナーさんだったなんて今知りました。
当時は奇抜なバッグなどが人気でした。
このようなブランドが田舎の島根でも認知があり、隣の鳥取県米子市まで買い物に行ったものです。
その頃の私は
ポールスミスのTシャツに黒いボンテージパンツを履きドクターマーチン
を履いていました。完全にパンクヤローでした。
ボンテージパンツでママチャリにまたがり米子駅に行っていました。
お母さんに
『そのズボンについてる紐引っかからないように注意してね。』
なんて言われながら自転車を漕いだものです。
その他『MILKBOY(ミルクボーイ)』を購入したりW<のバッグ買ったり、なんだか色々服にお金を使っていました。
そして高校2年生になると『ストリート系裏原ブーム』。
奇抜な格好をしていた皆んなはこぞって『APE』『GDC』『NIKE』『SUPREME』『グレゴリー』その他諸々。
ストリート野郎になって行きました。
そして音楽シーンでは『DragonAsh(ドラゴンアッシュ)』『RIZE(ライズ)』『ハイスタ』『マッドカプセルマーケット』『ブラフマン』『シャカラビッツ』『ニトロマイクロフォンアンダーグラウンド』
『ジブラ』『ライムスター』などストリートカルチャーが全部混ざって一気に押し寄せてきた感じでした。
その頃の私はバンドを組み、スケボーをし、出雲に新しくできたスケーターショップ『サイコジェニック』に買い物に行くのでした。
みんなその店で服買うものだから被りまくり。『トリプル5ソウル』『アルファヌメリック』などはその店で知りました。
そも頃の私も、最終セールになったアイテムを買い漁るような事をしていました。
とにかくオフ率に弱い。
そんな服はすぐに飽きたり、人にあげたりしていました。
とにかく何も残らない。。
実は一番欲しいものを買え出したのは社会人になってからです。
社会人になってからもオフ率にヤられて安物も沢山買ってました。
しかしすぐに飽きる。
中でもこれは絶対これが欲しいと言うものも買ってきました。
本革のライダースジャケット、ノースフェイスのバッグ、レッドウイングのブーツ。
5年、10年と経っていくうちに、やはり一番欲しかったものは残っています。
ああ。そう言う事か。
今まで買っては捨ててきた安物の金額を合わせると、最高に欲しいもの1つか2つ位の値段になっていた。
そして最高に欲しいものは何年経ってもある程度価値が残っている。
気がつくの遅すぎたーー!!
いや良いんです。
一生気がつかないよりは。
むしろ30代で気がつけたことに感謝です。
(今までヒントは沢山あったのに。。)
と言う事でこれからは無駄な買い物はせず、最高に欲しいものを吟味して買い物をして行こうと思っております。
物が溢れている時代だからこそ、本当に必要なものを考えると言うことは重要だと思いました。
では!
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