アパレル業界はパクリ合いでできている

こんにちは。
今回は『アパレル業界のパクリ』についてです。
アパレル業界にはよく耳にする業界用語みたいな言葉があります。
それは
『ズバリで』
初めて聞いた新入社員のときは時は
『え?』
みたいな感じになってました。
『ズバリ』とは『全く同じでお願いします。』
と言う意味です。
どう言うときに使うかと言うと、例えばニットの商談中、
A社のサンプルを持ってきて『この編地ズバリで』
とか
『この素材ズバリで』
また別の商談では。
『衿の形はこれズバリで』
『ポケットはこのサンプルズバリで』
とか言う話し合いが飛び交います。
挙げ句の果てに
『素材も形もこのサンプルズバリで』
え??それってこのブランドと同じものをつくるってこと??
そうです。
同じものを作ってブランドネームだけ変更するんです。
また別の商談では
B社のプリントTの参考画像をもってきて
『このグラフィックと同じフォント(文字)を使用して、文章内容を変更し、似たモチーフを描いてください。』
と。
そうすると世の中のブランドは似たようなものをこぞって販売していきます。そうすることによって『流行り』が
生まれます。
10年前からずっと同じです。
これは仕方のないと言うか暗黙の了解と言うかなんとも言えないのですが、このピラミッドのような事が言えるのです。
マーケット.jpg
一流ブランドがコレクションを発表。←トレンドマーケットのハイブランドがこれをパクる(参考にする)←ミッドトレンドマーケットの国内外ブランドがこれをパクる(参考にする)←ボリュームマーケットのブランドがこれをパクる(参考にする)
基本的にはこう言う流れです。最近はユニクロなどでもコレクションブランドとのデザイナーコラボが行われている為、昔とは少し変わった動きになっているのですが大枠はこのピラミッドの流れのように
『パクリ』が発生します。
この世の中にオリジナルで物を作れる人はいません。
全ては『何か』参考にしています。
コレクションデザイナー達も映画や音楽、過去の文化、異国の文化などの『何か』を『パクって(参考にして)』います。
と、話が大きくなりましたがこんな感じでアパレル業界はパクリでできています。(他業界も同じかな?)
あまりに悪質なパクリ方だったりすると同業他社からのクレーム、損害賠償など発生していたりします。業界内では過去に何軒かありました。
アパレル業界はナマ物なのですぐに売り切ってしまうと言うのもこのパクリを後押ししているのかもしれません。
だからと言って堂々とパクれと言ってる訳ではありません。
新しいものは既存の何かと何かのハイブリッドで出来ていきます。
コピーではなく足したり引いたり掛けたりと言う作業が必要になっていきます。
といった業界内の暗黙の了解を理解しつつ、常識の範囲内での仕事を心がけようと思います。
では!

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